結論から言うと、2017年度5月3日の時点では、windows10アップグレードができている、という塩梅だ。
ご存知のように、windows10の無償アップグレードは「2016年7月28日(日本時間7月29日)」に終わっている。
しかし、「windows10 windows7 アップグレード」とか「windows10 windows8.1 アップデート」などで検索すればわかるように、先の期限を過ぎても、「インストール メディア」を使ってのアップグレードなら、10化できている。
つまり、かつての「無償アップグレード対象」だったPCなら、期限後に、インストールメディアを使えばアップグレードが可能で、ライセンス認証にも通る、という塩梅だ。
「windows8からでもwindows10にアップグレードできる可能性がある」でも述べているように、当方の「8機」でも、先の期限後にアップグレードが成功しライセンス認証できている。
障碍者向けwin10アップグレード
ちなみに、少し前までは、「障碍者向け器具」を利用している人なら、無償期間が過ぎても、windows10にアップグレードできていた。
「障碍者向け支援技術製品をご利用のお客様向け Windows 10 アップグレード」などで検索すれば、公式に行ける。
かつて、当該ページを介してのアップグレードは、何の認証も登録も求められなかったので、10化し損ねた人はこぞって「ここ」で10化していたようだ。
しかし、今では、電話認証等を求める、それ専門のページと担当部署ができたため、無認証では、10化できなくなっている。
とはいえども、先述したように、「インストールメディア」を使えば、2017年5月3日の時点では、10化できた。
おそらく、今後も、“こっそりwindows10アップグレード”は続くような感じだ。
小嘘をつかなくても10化できるというわけで、なんのこっちゃのズンドコである。
不可能・無理・ダメとは書かれていない
7月28日(日本時間7月29日) – Windows 7 SP1/8.1 Updateからの無償アップグレードプログラムの提供終了。無償提供終了後のアップグレードは基本的に有償(アップグレード版は提供されず、リテール版およびダウンロード版またはDSP版を購入)となるが、例外として障害者向けの支援技術製品の利用者はそれ以降も無償でアップグレード可能。
…とある。
文面だけ読めば、「無償アップグレードプログラムの提供終了」とだけある。
つまり、プログラムの提供を終了するだけであり、「アップグレードできない」「今後、一切不可能」とは述べられていない。
また、深読みすれば、我々の「10へのアップグレードの権利を喪失する」とは書かれていないし、「期限後に無償アップグレードをしてはいけない」とも書かれていない。
そして、「今後は基本的に有償」とあり、この文面では、「唯一の例外」となっていないので、それ以外にも、「例外的に」無償アップグレードできる余地を残しており、「すべてのPCで有償になるわけではない」と読める。
公式では、当該「例外的に」を列挙していないので、言うなれば、windows7などのアップグレードの要件を満たしていたPCなら、例外規定として、期限後も、無償でできる場合がある、とも読めるという次第である。
まあ、wikiなので公信力はないが、ぶっちゃけ、このあたりは、公式の明言がないので、よくわからない。(公式の記載を漁ってみたが、どこにあるかわからず、挫折した。マイクロソフト的には、当該無償10化は「過去のもの」にしたいのだろう。)
まとめ
現在のところ(2017年5月3日)、アップグレードの期限が過ぎたPCでも、インストールメディアからの10化はできて、認証も通っている。
が、公式の明言がないので、当該アップグレードは「グレー」ではある。
マイクロソフトの態度があいまいなのは、「OSを売りたい」一方で、「OSを広めたい」「OSのシェアを維持したい」からだと思っている。
一応、商品として「10」を、1万2000円程度で売っている以上、「無償」を公言するわけにはいかない。
しかし、スマホのアンドロイドに押されている以上、OSとしての「10」を少しでも使わせたいという意図がある、といった次第だ。
だから、今でも、“こっそり”無償アップグレードが可能なのだろう。
が、マイクロソフトのことなので、いつ、できなくなるかわかったものではない。
10化してないPCがあるなら、試してみる価値は大だ。必要なのは、インストールメディアを作る8GB程度(できれば16GB)のUSBメモリだけだ。(まあでも、OEM版のwindows10は「2,000円」なんで、急ぐこともないか。)