Thinkpad10のレビューである。
いまさらだが、中古やオークションを利用する際に、参考にしていただきたい。
Thinkpad10を一口で言えば、「10インチと言う大きさ、約600gという重量で、まあまあの勝手のよいタブレット」である。
後述するように、周辺機器に「ドック」もあるので、サブ機的に、当方では重宝している。
6,000~8,000円なら、いい買い物になるだろう。
amazon参考:Thinkpad10
ところで、10インチのタブレットを、ガチンコで使おうと思う人はいないだろう。
本機の用途は、動画視聴やネット閲覧、メールの送受信、ちょっとしたファイル作業くらいが、関の山である。
ガチの複数作業は無理だが、単一の利用なら、そこそこ、こなすスペックはある。
当方の使用機種だが、型番は不明、CPUは「Z3795」でスコアは「1804」、メモリは「4GB」である。
SIMスロットとMICROSDカードスロットもある。
一昔のノートPCくらいのスペックはある。
ところで、当方では、windows10の大型アップデートがうまく行かず、アップデート中にフリーズした。
んで、電源長押しで強制終了したら、OSそのものが立ち上がらなくなり、新たにwindows10を、クリーンインストールすることになった。
そうしたところ、タッチパネルが効かないという、タブレットが無力化するトラブルに遭遇した。
結果的に、ドライバを入れることで解決したが、Thinkpad10には、こういうトラブルが予想される。
仔細については、「Thinkpad10でタッチパネル等が効かなくなったときの対処法‐特にwindows10がらみで」を参考願いたい。
んでは、以下に、長所短所を見ていきたい。
姉妹機あり‐パーツあり‐代替機あり
Thinkpad10には、姉妹機(OEM機?)がある。
NECの「VersaPro」系のものと「LAVIE Tab W」系のものである。
前者は企業用で、後者は一般ユーザー向けとのことだが、字が違うだけで、中身は一緒だ。
違うのは、タブレット裏面のプラスチック部分だけ。
「VersaPro」系には、当方が使っているVT-J(PC-VK24VTAMJ)などが該当するようだ。
んで、「LAVIE Tab W」系には、「PC-TW710」などが該当するようだ。
この当たり、NECの型番型式が多すぎて、何が姉妹機に該当するのかは、まったく不明である。
裏のカメラ位置などが一緒なら、大概、互換性があるように思われる。が、念のため、問い合わせた方がよいだろう。
ちなみに、当方の「VersaPro」の型番「PC-VK24VTAMJ」は、thinkpad10と全くの互換性がある。
「PC-VK24VTAMJ」だが、thinkpad10のキーボードも、タブレットカバーも、ドックも、使用できている。
さて、話を元に戻すと、NECの姉妹機があることから、流通量がとても多く、中古市場にも物がよく出回っている。
んなもんで、パーツの流用が手軽にできるのである。
当方は、Thinkpad10についていたWANアンテナをVersaPro VT-J(PC-VK24VTAMJ)に付け替えたりした。
今後の予定だが、どちらかのバッテリーがへたったら、相互に流用するつもりだ。
このように、VersaPro等の姉妹機が多々あるので、壊れたりしても、すぐに代替できるのが、Thinkpad10の隠れたメリットである。
大きさ10インチと、重さ600g
thinkpad10だが、重量は、約600gである。
女性には、ちょい重たいかもしれない。
男性だと、ちょうど良い重さだといえる。
当方、枕元端末・持ち運び端末として、大いに活用している。
以前はスマホばっかりだったが、thinkpad10購入後は、本機をよく使うようになった。
やはり、画面の大きさは、使い勝手に直結している。
thinkpad10の10インチは、「何かを見る」という点で、何気によいと思う。目が疲れにくい。
キーボードは不安定
thinkpad10には、カバーにもなるキーボードが付随している。
当方は、あまり使わなかった。
欠点は、USBがない・そこそこ不安定なところだ。
USBがないので、ドック的な使用ができない。んなもんで、勝手は悪い。
んで、機体同士をガチっとはめ込むのではなく、端子と端子をカチッと合わせるだけなので、なにげに不安定なのだ。
電車内での使用は、不適当と思われる。
電車が揺れると、ガタっとタブレットが落下してもおかしくない。
当方は、電車内での利用なら、軽量のノートPCの方が適切だと思う。
カフェ等、揺れない場所での利用なら、問題はない。
打鍵感は、よくない。そこそこだ。
当方は、専用キーボードには、こだわらない方がいいと思う。
当方は、上記レノボのthinkpadキーボードを利用している。
amazon参考:thinkpadキーボード
メモリ4GB
メモリだが、大概のthinkpad10は、「4GB」だと思われる。
windows10だと、「もっさり」を覚悟すべきである。
windows8.1なら、そこそこ動く。
もし、windows8.1なら、無理して、windows10にすることはない。
なお、当方は、windows10で使用している。
以前、windows10のアップデートがらみで煮え湯を飲んだので、当該機体では、一切、アップデートしていない。
よって、当該タブレットには、重要な情報は入れてない。
買い物もしない。クレカ番号も入れない。ネット銀行も使用しない。パスワード等も入力しない。
そういう使い方をしている。
ドックがある
thinkpad10には、周辺機器に「ドック」がある。
他のページでも主張しているのだが、タブレットPCは、ドックがあると、サブ機として、価値が倍増する。
メインPCの隣にでも置いておくと、資料用・サブ画面用・音楽用などと、いろいろと使うようになっていくのである。
何より、メインPCでの「窓」の移動が少なくなるので、作業全体の効率が上がる感が強い。当方は、今では、メインPC1台に、ドック付きタブレット1~2台が定番となっている。
当該ドックは、windowsタブレットという半端物を、使用レベルまでに引き上げるものだと思う。
一度は、使ってみることを勧める。
やっぱり、windowsタブレットはPCだな、という思いを、強めることだろう。
amazon参考:thinkpad10 ドック
元も子もないが、windowsタブレットは、タブレット的に使うとウンザリするが、PC的に使用すると、シックリ来る。
逆を言えば、windowsタブレットは、タブレット的に使うのが間違いなのだ。もちろん、皮肉である。
本格的なタブレットを求めるなら、APPLE一本だ。
まとめ
thinkpad10だが、個人的には、よく使っていることもあり、評価している。
windowsタブレットで「使える」というのは、実に高評価であると、認識して欲しい。
周りを見て、windowsタブレットを使っている人は入るだろうか?
あまりいないと思う。使えないものの方が多かったからだ。
利用者が少ないのも、当たり前だと思う。
なお、thinkpad10の罪ではないが、カメラ等は、ダメダメだ。圧倒的に、スマホのほうが上である。
MS社の無策・無能ぶりを、windowsタブレットは、もろに受けている。
以後、どれだけ改良されようとも、一度失った信用は、カンタンには取り戻せない。
MS社のアプリは、土俵にも上がっていない代物だ。今後も、使うことはないだろう。
最後に、繰り返すが、何気に、thinkpad10は、使える代物だ。
スマホの小さい文字がキツクなった人は、手にしても良いだろう。
また、APPLE社の値段の高さに腰が抜けた人も、本機を中古で“お安く”求めるとよい。
先述したが、6,000~8,000円で状態のよいものなら、いい買い物になると思う。ドックもあるので、汎用性もある。