Thinkpad helix(初代)のレビュー‐2,000円から3,000円なら買ってもよいが、積極的に買う理由はない。

上記画像は、「ラジオ体操専用端末」として、活躍しているThinkpad helix(初代)である。

本機は、一口で言えば、「2,000~3,000円くらいなら買ってもよいが、それ以上出すなら、thinkpad10やHelix2にお金を回すべき」である。

Thinkpad helix 初代だが、要は、「過度期の一品」であり、本体とキーボードともに、使い勝手が良くない。

わたしが使用しているのは、型番が不明で、CPUが「Core i5-3337u」で、メモリは「4GB」のものである。

amazon参考:Thinkpad helix

中古やオークションで買おうと思っている人は参考にして欲しい。

まずもって、本機を、スペックや仕様で判断するのは、危険である。

最大の欠点が、「重量」だ。

本体で「約800g」ある。

単に、800gなのだが、内部の部品のバランスが悪いのか、なぜだか、ずしっと重たく感じる。

後継機のHelix2も、同じ800gなのだが、明らかにhelix2の方が軽く感じるのだった。

まあ、使えない重さではないが、快適な使用はできない。

枕元で使っていたが、絶妙に取り回しがよくなかった。

次に、キーボードを付けると、「約1.5kg」だ。

ずしりと重い。

ノートPCとして使う気なら、本機は、やめたほうがよい。

重たいものは、使わない。

1.5kg、されど、1.5kgである。

薄くて軽いノートPCにした方が、絶対に良い。

amazon参考:レッツノート 軽量

以下に、本機を薦めないところを述べていく。

先に述べたが、「過度期の一品」というのが最もシックリ来るだろう。

使い勝手が悪い

本機がダメなのは、タブレット本体の勝手の悪さである。

USBと充電口が、「下」にある。

横に、それらが「ない」のである。

よって、タブレット状態でUSBを使おうとすると、縦にしたり、ひっくり返して、「逆」状態で使うことになる。

充電も同様で、ひっくり返して、充電口を上にして、ほいで、そこにACアダプタからのコードを挿入することになる。

この辺りの勝手は悪い。見た目もよくない。

電源ボタンがよくない

電源ボタンだが、反応がよくない。

爪でくっと押さないといけないのだが、押したはずなのに、電源が付いていないときが、多々ある。

OSの立ち上がりの遅さと相なって、イラッとすること必定である。

すわ壊れたかと、不安にもなる。

当該電源ボタンの不十分なところも、次第に使わなくなった大きな理由である。

Micro SDカードスロットがない

タイトルのまんまであるが、本機には、Micro SDカードスロットがない。

最初は、そんなわけないだろうと思って、つぶさに調べてみたが、本体には、スロットが付いていない。

わたしの使っている機種の仕様なだけかもしれないが、買う際は、キッチリ確認した方がよいと思う。

よって、本体SSDの容量が、総容量となる。

メモリ4GB

本機は、「4GB」モデルのが多い。

というのも、発売時分は、まだ、windows10が出ておらず、windows8での利用だったからである。

さて、メモリだが、「4GB」で、windows10だと、「もっさり」している。

使えないわけではないが、キビキビとは動かない。そこそこストレスの感じる遅さだ。

弊サイトのwindows10等の記事(「 win10第2の作業 」など)を参考にしてもらいたいが、いろんなサービスやバックグラウンドの動作をたくさんオフにしても、「もっさり」である。

windows10で使用するなら、使えなくはないが、4GBは避けたほうがよいだろう。

windows8なら、キビキビしている。

テントできない

初代の本機は、「テント」モードができない。

よって、でーんと、キーボードが前面にあり続ける。邪魔である。

だから、当方は、使わなくなった。

ヒンジが固い

本機のキーボードのヒンジは、とても固い。

下手に力を入れて、開け閉め時を繰り返すと、タブレットがたわむ。

キーボードはダメ

初代のキーボードだが、USBが付いているためか、微妙に厚くて、微妙に重い。

打鍵感は、いつものアイソレーションキーだが、やはり、へっぽこだった。

これを使うより、他社製の外付けキーボードや、レノボが売るthinkpadキーボードの方が絶対によいと思う。

amazon参考:thinkpadキーボード

ファンがうるさい

初代である本機には、ファンが付いている。

本体が熱を持つと、ファンが作動して、放熱するようになっている。

静かなタブレットに慣れた身からすると、何気にうるさい。耳に障る。

まとめ的なこと

このように、初代のThinkpad Helixを見てきた。

正直、本機を買う積極的な理由はない。

本機よりかは、完成度の高い、Helix2やThinkpad10のほうを勧める。

繰り返すが、絶妙に使い勝手が悪く、次第に、使わなくなる公算が大である。

ネットの調べものですら、もっさり感から、忌避してしまう。(さっと、スマホに手が伸びてしまう。)

先述したように、当方においては、「ラジオ体操専用端末」として、使用している。

単一目的の利用なら、十分に間尺に合うと思われる。