thinkpad tablet2のレビュー‐2,000円前後ならOK

今更ながら「thinkpad tablet2」のレビューである。

thinkpadの名称が付いた「タブレット」の2番目のもので、OSは「windows」である。

amazon参考:ThinkPad Tablet 2

オークションや中古で買う人は、参考にして欲しい。

一口で言うと、「2,000~3,000円」で買うなら穏当だが、これを買うくらいなら、後継機のThinkpad10を7,000円前後で買う方がマシである。

その理由は、「CPUの性能が低い」という、至極、ストレートな理由からである。

CPUのダメダメさが、すべての足を引張っている。

CPUダメダメ

当方が使ったものは、CPUが「Z2760」で、Passmarkのスコアが「568」であった。

…10年以上前のCore 2 Duo以下という塩梅である。

なお、メモリは「2GB」であったが、当該CPUの性能の低さから、それほど、不満を感じなかった。

CPUがダメなので、すべてに、「もっさり」感が多大にある。

クリックする。ファイルを開く。ファイルを移動する。ファイルを消去する。ブラウザを開ける。画像を見る。動画を見る。PDFを開く、読む。

大体の作業に、「もっさり」がある。

遅いのは、まあ、我慢もできるが、致命的だったのは、信頼性がないことである。

当方は、ふつうのWindowsUpDateでフリーズし、初期化した。

ふつうのWindowsUpDateでトラブルに遭うのだから、使用者としては、どうしたらいいのだろう?としか言いようがない。

「thinkpad tablet2」は、こうした感じのタブレットである。

ふつうのWindowsUpDateで壊れるので、「普段使いも不可」といっていいだろう。

極めて、単一用途のものである。

本機で、お絵かきをしている人もいるようだが、おそらく、高スペックの上級機かと思われる。

買った理由‐ノート

「thinkpad tablet2」は、量販店にて、新品の物を購入した。

奮発して、「LTE」付きのものを、当時で30,000円前後で購入した。

購入理由は、「ペン」を使用して、ノートの代わりにしたい、という思いがあった。

結論から言うと、「ダメ」であった。

わたしの使い方が悪いのかもしれないが、OSがポンコツだからだと思う。

画面とのズレを正す「ペンの調整」があるのだが、この調整機能は、「縦」のものは、「横」に効かないのである。

当然、「横」のものは「縦」に効かない。

わたしは、タブレットを縦にして「ノート」を取りたいのであった。

しかし、「縦向きで調整」すると、普段使いの「横向き」の際に、ペンがキチンと効かず、イライラするのである。

当然、「横向き調整」だと、ノートを取る際の「縦向き」のときに、イライラするのである。

また、MS社の「one note」も、実に勝手が悪く、レスポンスも悪く、ふつうの紙のノートの方が、100倍も良かった。

このため、何だかもう嫌気が差してしまい、購買目的の「ノート」では、使わなくなった。

CPUがダメで、すべてにイライラ

先に、CPUがダメで、ふつうの「windowsupdate」が失敗し、初期化したことを述べた。

当該アップデートに追記すると、他に何かをしながらでもなく、ふつうに「更新」したら、進捗70%くらいでフリーズし、一晩置くも、そのままで、電源長押しで強制終了したら、立ち上がらなくなり、バイオスから初期化した、ってな寸法だ。

おそらく、CPUの処理が追いつかなかったのだろう。

CPUのポンコツさは、これだけではない。

現在では、「PDF」を見るだけの端末となっているのだが、当該PDFも、重い、遅い、である。

1GBのPDFなら遅くても納得できるが、50MBのものでも、遅い。

ページを繰ると、即、おまちくださいの円状のクルクルマークが表示され、20秒くらい経って、ようやく、テキストが表示される。

使えなくはないが、とてもイライラすることは必定である。

また、動画も、良くはない。

容量の少ない低画質の動画は見れる。

しかし、高画質のものだと、画面の一部が緑色になるし、音飛びはするし、台詞は飛ぶしで、次第に、見なくなった。

ネットの閲覧は、軽い作業なので、重たくはないが、早くもない。イライラはする。

なお、先述したが、ふつうのアップデートで壊れたので、「羹に懲りて膾吹く」を地で行き、ネットには繋げておらず、完全なオフライン機になっている。

ドッグで延命

「thinkpad tablet2」には、周辺機器に「ドック」がある。

ドッグがあるので、多少は、使い勝手がよく、現在では、イライラしながらだが、「PDF閲覧機」として、そこそこ物の用に立っている。

が、別段、「thinkpad tablet2」にしかできないわけではなく、いくらでも、代替できることは、間違いない。

壊れるまでは、使い続ける所存である。

amazon参考:ThinkPad Tablet 2 Dock

まとめ

「thinkpad tablet2」であるが、本当に、惜しいタブレットだと思う。

CPUさえキビキビしていたら、評価はもっと高かったはず。

LTE機能も、CPU由来の「もっさり」から、本領を発揮したとはいえない。

完全に満足したわけではないが、得難い教訓にはなった。

それは、「windows tabletには、大枚をはたく必要はない」というものだ。

windows tabletは、完成度が低い。

これは、メーカーの責任ではなく、MS社が原因だ。

小さなところで、本当に、勝手がよくない。

使ってみてわかる“うざさ”で、イラっとする。

ペンもダメ。完成度は、商品化の前段階だ。

カメラ機能なぞ、噴飯物である。1回で使わなくなった。

バリバリ使いたい人は、Appleにするのが、絶対に良いと断言する。

物が良いから、使っている人も多いのだと言える。

PCとしては、ノート等のほうが、よい。

端末としては、スマホのほうが、よい。

こんな次第で、今後、タブレットには、3万を越えて使うことがなくなったのであった。