「MicroSDカードをUSBメモリにする」でも述べているように、PCからスマホに大量のデータ及びファイルを移動させると、スマホがフリーズして、移動が完了しないときがある。
おおむね、スマホ側のmicroSDカードにデータ等を送ることになるだが、慎重になるべきだ。
当方の最悪のケースだと、ファイルが遅れていないとかファイルが壊れているといったレベルではなく、microSDカードが物理的に壊れるというトラブルがあった。64GB分のデータがパーになったという次第だ。
そこで、大量の写真や、容量の多い動画データ等を、スマホに移動させるときに、当方がやっていることを、以下に述べる。
1つは、「スマホ再起動等の諸作業→ファイルを小分けして移動→頃合いを見てスマホ再起動→作業再開」である。
もう1つは、いっそのこと、スマホからmicroSDカードを取り外し、USBアダプタに差してデータを移動、んで、当該microSDカードを、再びスマホに差す、とった次第である。
後者については、先の「MicroSDカードをUSBメモリにする」のほうが詳しいので、そちらを参考されたい。
本ページでは、前者の「スマホ再起動等の諸作業→ファイルを小分けして移動→頃合いを見てスマホ再起動→作業再開」について述べる。
なお、あらかじめ述べておくが、以下の方法をとっても、スマホがフリーズし、データ等の移動が失敗することがあるので、用心してほしい。
一度に大量の移動は危険
以下に、PCからスマホに、数ギガ単位の動画ファイルや、数百単位の写真が入ったフォルダを、移動させる(コピペする)ときの、当方の手順を述べていく。
PCからスマホに、とりわけ、メモリが1GB程度しかない低スペックのスマホに、大量のデータを移動させる際の注意は、「一度に、やらない」である。
先述したように、一度に大量のデータを移動しようとすると、データの破損はもとより、データの保存先(microSDカード等)が物理的に壊れるトラブルが生じる。
当方が行っている、“トラブルの少ないデータ移行”は、以下のとおりである。
まず、「スマホの再起動」である。
スマホを再起動していることで、メモリの開放を行い、ソースの多くを「データ移動」に割くためである。
そして、「スマホのタスクの削除」である。これも、メモリを目いっぱい使えるようにするためである。
次に、「スマホの余計なアプリ・サービスの停止」である。
位置情報やbluetoothなど、メモリを占有しているだろうものを一時的に切る。先述したように、メモリの資源をデータ移動に割くためである。
これで、下準備は終了だ。
少しずつ移動
先述したように、PCからスマホへのデータの移動を、トラブル少なく行うには、「一時にやらない」である。
大きな動画は、1つずつ、スマホに移動(コピペ等)する。
大量の写真・画像データは、「300~400枚」ずつ、移動するようにする。
当方の実感でしかないが、一時に「1000枚」を超えて移動させようとすると、当方の低スペックのスマホ(メモリ1GB)だと、フリーズすることが多かった。
「少しずつ」のため、何度もコピペすることになる。大いに手間を食うが、これが最もエラーのない移動だと実感している。
次の注意点を述べる。
再び、スマホを再起動する
これは、スマホのスペック次第なのだが、そこそこデータ・ファイルを移動させたら、「スマホを、また、再起動」する。
理由は、先に見たように、スマホのメモリを解放するためである。
当方は、移動した容量が3GBを超えたとき、または、1,000ファイルを超えたくらいで、いったん、スマホをPCから離し、スマホを再起動している。
理由は先と同じで、再起動することで、メモリを開放するためである。
ずっと連続して移動し続けると、フリーズが発生したからである。
このように、「スマホ再起動等の諸作業→ファイルを小分けして移動→頃合いを見てスマホ再起動→作業再開」を繰り返すことで、データの移動が“比較的、安定して完了する”、といった次第だ。
まとめてきなもの
こんな次第で、「少しずつ」「再起動を間に挟む」ことで、PCからスマホへの大量のデータ・ファイルの移動が、比較的安定するといった次第だ。
しかし、失敗することもあるので、用心だ。気を抜いてはいけない。
こういうチマチマした作業がめんどくさいなと思った人は、低スペックのスマホから、メモリが最低でも2GBあるもの、3~4GBあるものに、変更すべきである。より安定するはずだ。
当方、まだ、低スペックスマホが生きているので使い続けているが、ダメになったら、高メモリのものに買い替えるつもりだ。
なお、確実にデータを移動させるのであれば、先に述べた「MicroSDカードをUSBメモリにする」のページを参考に、スマホからmicroSDカードを取り出し、USBアダプタに差し込み、んで、当該USBアダプタをPCに差し込んで、ファイル等の移動をするとよい。
microSDカードの抜き差しという手間はあるも、100GB以上のデータや、10,000以上のファイルを移動するら、こっちのほうが安全かつ高速である。
アマゾン参考:参考:Lexar Professional 1000x