windows10のメモリ‐2GBダメ・4GBもっさり(大型アップデート・リスクの追記あり)

結論から言うと、windows10のメモリは、8GBくらいが望ましい、という次第である。

PCのメモリスロットが2~4つあるなら、あまり問題はない。

困るのは、メモリがオンボード(基板にはんだ付けされているとか)で増設不可・交換不可なPC・タブレットだ。

windows10にすると、そこそこメモリを食う。

このため、増設不可なPC・タブレットで、無理から、windows10にすると、“もっさり”を味わうことになる。

当方、「ThinkPad Helix」というタブレットPCをwindows10をにしている。

当該PCのメモリは、4GBなのだが、正直、windows10だと、微妙に“もっさり”していて、早くはないが遅くはないという「初老」状態と化している。

(※ 追記‐メモリ4GBのタブレットが、windows10の大型アップデートに遭遇すると、「リスク」のあることを、最後に追加。)

4GBのwin10は、初老

先の画像にように、当該win10PCは、立ち上げた状態で、メモリが40%ほど、食われている。

このためか、ブラウザ1つ立ち上げるのでも、“すっと”ではなく、のっそりと立ち上がる。

検索バーに文字入力をしても、ぬるぬるを感じる。

タスクマネージャーも、立ち上がりが遅い。

当方のwin10機は、余計なものを削りに削っているのだが、4GBでは、“もっさりしている”としかいいようがない。「windowsビスタ」っぽい既視感がある。遅くはないのだけど、ワンテンポ遅れる感がある。

ブラウザのファイヤフォックスを立ち上げだだけで、50%になった。タブが増えると、さらに、メモリの使用量は増えるだろう。

当該もっさり感の原因が、「メモリ不足」にあるのは、明白である。

4GB・win10のまとめ的なもの

windows10は、メモリが4GBだと、『使えなくはないが、イラつくことがある』のである。

なお、先のPCは、win10検証用のもので、ソフト・アプリ等はほとんど入っていない状態である。

CPUは「Core i5 3337U(1.8GHz)」なので、極端に性能が悪いわけではない。

また、「win10で最初にすること」などの記事にあるように、無用な機能やサービスを削りに削ったPCである。それでも、やはり、“初老状態のもっさり”なのである。

ネットだけとか、動画だけとかなら、ストレスはあまりない。しかし、何か本腰でやろうとすると、“もっさり”がストレスになる。

2GBでwin10

当方、2GBのwindows10のPCを所有しておらず、未検証だが、おそらく、windows10で2GBは「ダメ」だろうと思う。

4GBでもっさりなのだから、2GBだと『遅い』と推測するのも、穏当かと思われる。

立ち上がることは立ち上がるだろう。そして、先に述べたように、ネットだけ・動画だけの「単体の作業」なら、こなせられるようには思う。

しかし、使い勝手は、かなり、よくないと推測される。わたしは、2GBのwin10PCは、絶対に使わないだろう。数年前のスマホのほうがましだ。

ウィキ

WIKIによると、2015年度の発表では、必要メモリは32bitで1GB、64bitで2GBとなっている。

が、win10の数々の大型アップデートにより、誰も期待していない機能が増えたため、先の数字のメモリでは、厳しいと言わざるを得ない。

参考-https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_10

マイクロソフトの公式を漁ってみたが、HPのつくりがアレすぎて、調べる気が失せた。

興味のある人は、現状のwin10の必要メモリ数をアレして欲しい。当方は時間が惜しい。マイクロソフトに費やすほど人生は長くない。

ところで、重くて冗長で調べる気すら起こらない公式HPを見るにつけて、「どれほど凝ったWEBサイトを作っても、売るものがダメならダメ」とつくづく実感した次第である。

WEBサイトに営業力なし、である。

まとめ

win10にするのは「考えもの」の場合が大いにある。

2GBや4GBのメモリしかないPC・タブレットは、無理にwindows10にする必要はない。

付け加えれば、メモリの増設にお金を掛けたくない人も、無理にwin10にする必要はない。

当方、メモリが4GBのwindows8.1のタブレット(増設不可・交換不可)があるが、これは、win10にはしていない。

win8.1なら、4GBでも、そこそこ勝手がよく、きびきびしているからで、わざわざ、メモリ不足でもっさりするwin10にする理由がない。

windows7は2020年まで、windows8.1は2023年まで、サポートが続く。

はっきり言って、よほどの理由がない限り、windows10にOSを変える“積極的な理由は絶無”だと言わざるを得ない。

当方は、検証用に1台だけwin10で、残りは、8.1か7のままである。

こんな次第で、メモリにお金を掛けたくない人や、増設不可のPC・タブレットの人は、win10にせず、7や8.1のまま使い続ける方が“イライラしないし、手間も食わない”といった次第である。

追記‐低メモリ機での大型アップデートに要注意

windows10を2GBや4GBタブレットで使うのは、「大型アップデート・リスク」がある。

メモリが少ないと、大型アップデートで、予期せぬトラブルが生じる。

当方、windows10のタブレット「thinkpad 10(メモリ4GB)」で「fall creaters update」のアップデートを行なったのだが、「画面が黒くなって」立ち上がらなくなった。

顛末はこうだ。

ふつうにアップデートを開始するも、時間がかかりそうなので放置していた。数時間経過後、終わったかな?とタブレットに触れるが、画面が黒くなっていて、「うんともすんともな状態」になっていた。

ふつうに電源ボタンを押しても、起動しない。長押ししても立ち上がらない。「電源ボタンと音量+」を同時長押しをすると、ようやく、メーカーのバイオス?的なところに出て、起動はできた。

しかし、「設定」の「更新とセキュリティ」を見ると、アップデートが終わっていないのである。バックグラウンドでは、立ち上げた瞬間から、インストール作業が始まっている。

んで、放置すると、再び同じような「画面真っ黒状態」になるのである。この繰り返しである。

普通にしていて、この体たらくである。

メモリの少ないPC・タブレットで、大型アップデートをする際は、慎重に行なうよう、強く助言したい。

というのも、当該4gbのwin10タブレットと並行して、試験機(メモリは6GB)で同じ大型アップデートを実行したところ、この試験機は、何の支障もなくアップデートが成功したからである。

この試験機は「thinkpad T400」という古い機種で、CPUは「Core 2 Duo P8400」である。Passmarkのスコアは「1458」だ。メモリは6GB積んでいる。

先のthinkpad10のCPUは「Z3795」で、スコアは「1772」だ。メモリは先述したように、4GBである。

CPUにあまり差はない。違うのは、メモリの数だけである。

しかし、アップデートの終了する時間は、6GBの試験機の方が、圧倒的に早かった。4GBのタブレットは、えんえんと「インストールの準備をしています」が続き、んで、先の「画面真っ黒」となって、今となっては、アップデート自体が完了していない。

ズンドコである。

こんな次第で、低メモリ機だと、アップデートに致命的なエラーが出て、致命的な状況に陥る可能性がある、といった寸法だ。

当該4GBのほうは、どうしようもないので、初期化した。

しかし、この画面のまま、6時間が経過した。うまく初期化できるだろうか?

とても嫌な予感がする。

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