一口で言うと、「データ消去」は、カンタンだった、という塩梅だ。
以下は、PCを捨てる際に、個人情報等をできるだけ完璧に近い形で、消去したい人向けの内容である。
ふつうの「フォーマット」では、個人情報等は「完全に消えていない」のが実情だ。
取り出そうと思えば、取り出せる。
んなもんで、フリーソフトの『wipe-out』を利用し、HDD等のデータを上書きすることで、データのより完璧に近い形で、消去を行うってな次第である。
所要時間であるが、当方、500GBのHDDのデータ消去を行った。
念のため、「2回書き込み」をしたが、「9:50」から始めて、「13:30」までかかったので、「3時間40分」かかったことになる。
まあ、「500GBで、4時間弱」くらいに見ておくとよいだろう。
なお、起動用兼実行用ドライブの作成に「20分」くらいはかかる。
用意するのものは…、
・USBメモリ・・・当方4GBを使用。十分すぎる。
・wipe-out・・・フリーソフト。ハードディスク消去ツール。
・Win32 Disk Imager・・・フリーソフト。USBメモリで起動するのに使用。
…である。
USBメモリに、「wipe-out」を入れ込むのだが、当該入れ込みに「Win32 Disk Imager」が必要となる。
んで、出来上がったUSBメモリを、消去したいPCに差し込み、んで、バイオスから起動させて、消去用ソフトを立ち上げ、HDD内のデータを消去することになる。
USBメモリ
今から見て行くHDD内データの消去には、USBメモリを使用する。
当方、4GBのUSBメモリを使った。
しかし、容量は、40Mくらいしかないので多過ぎた。
当方は、「https://buti.biz/syuuhen_kiki/microsdcard-usbmemori.htm」でも述べているように、余ったmicroSDメモリーカードを、USB用のアダプタに差し込んで使った。
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wipe-outをダウンロード
「wipe-out」をダウンロードする。
「wipe-out」などで検索すれば、公式に辿り着ける。
当方は、「USB版」のをダウンロードした。
バージョンは、この時点で正式リリースの「ver 1.6」をダウンロードした。
なお、ソフトの操作自体は、非常にシンプルなので、マニュアルは落とさなかった。
落とすファイルは、拡張子が「.usb」となっている。
Win32 Disk Imagerをダウンロード
「Win32 Disk Imager」をダウンロードする。
「Win32 Disk Imager」などで検索すれば、落とせる。
PCにインストールする必要があるので、インストールする。
わかると思うが、「Image file」のところは、先に落とした「wipe-out」の「.usb」を選択する。
んで、「Device」のところは、書き込むUSBメモリを選択する。
実行すると、当該USBメモリのデータはなくなるので、注意して欲しい。
言うまでもないが、「選び間違い」も、注意だ。
念のため、余分なデバイスは、外しておくとよいだろう。
消去したいPCに差込み、バイオス起動
タイトルの通り、消去したいPCに、USBメモリを差込み、バイオス起動する。
バイオス起動は、各メーカの方法に拠る。
DOS/Vの画面になって、一瞬、焦るが大丈夫。
うまく立ち上がると…、
…となる。
メニュー選択
メニューは、シンプルなので、即解できるはずだ。
当方は、画像のように「2回消去」を選択した。
実行使用とすると…、
…のように、「確認」が行われる。
当該確認は、「2回」ある。必要なデータがないかどうか、頭を巡らせよう。
消去実行
実行すると…、
…となる。
後は、処理が終わるのを待つだけである。
先に述べたが、当方「500GBのHDD」に「2回書き込み」を行ったところ、「4時間弱」かかった。
休みの午前か、寝る前に行うと良いだろう。
終わると…、
…となる。
これだけである。予想以上にカンタンであった。
捨てるならCOAシールを取っておく
PCを捨てる場合、OSが、「windows7」なら、COAシールを取っておくとよい。
念のため、COAシールを保管しておくと、「OSなし」のPCを買ったときに、いいことがあるかもしれないが、「もう、できなくなっている」可能性もある。
まとめ
こんな風に、「Wipe-out」というフリーソフトを使用することで、HDD内のデータを消去できた。
USBメモリを『作る』のが一手間だが、繰り返し使えるので、まあ、よしとしよう。
当方が消去したPCは…、
クレジットカードの入力したPC。
インターネットバンキングを使用したPC。
ネットで株取引をしたPC。
ネットショッピングをしたPC。
重要なパスワードを入力したPC。
…だった。
こういうPCに該当するなら、やってみるべきだ。
動画を見るだけとかなら、ここまで、やらなくてもいいだろう。